農楽堂空心菜(エンツァイ))

空芯菜(エンツァイ)

空芯菜(エンツァイ)

アジアのレストランや食堂で「青菜炒め」を注文すればほぼ空芯菜(エンツァイ)の炒め物が出てきます。
にんにくと油でサッと炒めるだけでシャキシャキの食感が楽しめ、毎日毎食でも飽きずにおいしく食べられます。

水気の多い土地で栽培され、水を吸いやすくするために、茎の中が空洞になっていることから、「空芯菜(クウシンサイ)」という名前が付いたそうです。

空芯菜(エンツァイ)はヒルガオ科サツマイモ属で、暑さに強く、葉物野菜が少ない夏場ではとても貴重な存在。
加えて、栄養価の高い葉物野菜として、多くの国で親しまれています。

空芯菜に含まれる栄養は、
・カルシウム
・ビタミンA・B・C・E
・βカロテン
・葉酸
・鉄分
・食物繊維
・カリウム
などが含まれています。

そして、それぞれの栄養素は、ほうれん草の約2倍から4倍も含まれていて、夏の栄養補給にはぴったり。
なお、β‐カロテンやビタミンEはどちらも油と一緒に炒めると吸収率が高まります。
ビタミンB1・B2も豊富なことから、糖質を効率よくエネルギーに変えて疲労回復効果も期待できます。
また、ミネラルも豊富に含まれ、鉄と葉酸の相乗効果で貧血予防に期待が出来ます。
ビタミン・ミネラルのみならず、食物繊維も豊富に含まれていて、便通も整えてくれると言う優れもの。
栄養素はほうれん草に勝るとも劣らない空芯菜、実は、ほうれん草のエグミの素となるシュウ酸を含んでいないためとっても食べやすい野菜です。
シュウ酸がないということは茹でて「アク抜き」をするという手間が不要で、生野菜としてサラダでも食べることも出来ますし、そのシャキシャキ感を楽しむなら、ニンニクと一緒にサッと油で炒めるのがおすすめです。

空芯菜(エンツァイ)を使ったレシピ

◆空芯菜(エンツァイ)を使ったレシピ

・空芯菜(エンツァイ)のサラダ
ほうれん草のように「アク抜き」の必要が無いので、やわらかな葉は生で食べられます。
トマトやナッツ・ドライフルーツと一緒に生のままドレッシングを絡めると、栄養たっぷりのサラダの完成です。

・空芯菜(エンツァイ)のニンニク炒め
空心菜(エンツァイ)の定番メニューがこれ。
葉と茎を切り分けて茎から先に炒めるのがコツ。
スライスしたニンニクと空心菜を少量の油でいためれば出来上がりと調理も簡単。
モヤシ・エノキ・しめじ・べーコンなどを加えてアレンジも可能です。

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