農楽堂イタリアンパセリ

パクチー(コリアンダー)

パクチー(コリアンダー)

「パクチー(コリアンダー)」は地中海沿岸原産の香味野菜で、中国語では香菜(シャンツァイ)、英語ではコリアンダーなど呼ばれます。
独特の強い香りが特徴で、好き嫌いは分かれますが、中国、タイ、ベトナム、中東、メキシコなどでは、スパイスの効いた料理には欠かせない存在です。
生の葉や茎だけでなく、じつは根も食用として使うことができるほか、種子もスパイスとして利用されています。
サラダやスープなどの香りづけには生を使いますが、煮込み料理やオーブン焼き、ピクルスなどにはドライのものを使うとよいでしょう。

なお、茎を水に浸した後、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵室(野菜室)へ入れておけば1~2週間は保存が可能です。
高さに余裕があれば立てて保存するとより長持ちするようです。
また、すぐに使わないときは、生のまま冷凍保存も可能。
葉と根に切り分け、葉は刻んで冷凍保存袋に密閉し、根はラップに包み、それぞれ冷凍室で保存します。
解凍しなくても凍ったままで使えます。

薬味として添えるのはもちろんですが、葉よりも香りが強い茎と根は、加熱調理にも向いています。

すっきりした味わいは、香りとともに辛い料理をいっそう引き立てます。
カレーや中華風炒めなどに加えれば、風味がぐっと増して本格的な味わいになりますよ。

パクチーには
 ・βカロテン
 ・ビタミンC
 ・食物繊維
 ・カルシウム
など、様々な栄養素を豊富に含まれています。
特にβカロテンは体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用を持ち、美肌や視力維持に役立ちます。
また、ビタミンCは美肌効果や免疫力向上に、食物繊維は腸内環境の改善に貢献します。

パクチー(コリアンダー)を使ったレシピ

◆パクチー(コリアンダー)を使ったレシピ

・ガパオライス
タイの人気料理で、パクチーがトッピングに使われています。

・フォー
ベトナムの米麺スープで、パクチーは絶対に欠かせない香草です。

・パッタイ
これもタイ料理の定番で、甘辛いソースの焼きそばですが、トッピングで必ずパクチーを使用します。

・トムヤムクン
甘くて辛くて酸っぱいタイ料理の代表。クンとはエビの意味で、ガイに代わるとチキンが具材に替ります

こんな風に、パクチーは料理にエキゾチックな香りと味を添える魔法の食材です。

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